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知識よりも知恵を

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    JUGEMテーマ:教育


     春休みに入りましたが、休みに入ると必ず当塾やってくる生徒さんが居ます。タイの日本人学校に通う小中学生の兄弟なのですが、休みには家族で日本に帰ってくるようです。この生徒を教えていると、その賢さについ感心してしまいます。昨日のこと、ある数の60%を求めよと言うと、その数字を半分にして、それに10%を足していました。別に60%の求め方を教えて貰った訳でもなく、60%とはどんなことかを知ると、それを「数量」として捉え、その求め方をしっかり自分で考えたことが伺えます。もしこれが日本の小学校に普通に通っている生徒だったら、数字を60倍して100で割ることをするでしょう。あくまで「数字」としてしか数を捉えられないのではないでしょうか。そしてその求め方を知らなかったならば、「公式を知りません」「習っていません」と決まって言うのではないでしょうか。
     私は日本の教育に危機を感じているのですが、とかく今の子供は考えようとしません。「分かりません」ということを平気で言います。知らなくてもちょっと考えれば分かるようなことを、考えようとしないのです。知識はあるが知恵がないのが、今の日本人の小中学生ではないでしょうか。
     かつて日本の小学校に通うパキスタン人の生徒が居ました。その子供がたまたま日本の中学生と一緒の時間に来ていた時のことです。中学生が図形の問題が分からなかったものですから、黒板に書いて説明していました。そして「平行線の錯角」を教えてこれを使って三角形の合同を導き出していたのですが、1つの錯角を見つけてももうひとつが見つけられない。それを見ていたパキスタン人の小学生が、「錯角がもうひとつあるよね」などと言い出したのです。勿論その小学生は「錯角」などという言葉を知る訳がありません。私と中学生の会話を聴いていて覚えたのです。何とも抜け目がない、というべきか。私は中学生に「小学生も見れば分かるのに」と笑いながら言ったものの、これが日本人とパキスタン人の差なのかと思いました。どうも日本人は隙の多い民族のように思えたのです。
     ずっと前にマニュアル人間の話しをしましたが、店員や係員にどうしてそうするのか尋ねると、平気で「業務マニアルに書いてありますので」と言うみたいです。マニァルに書いてある通りにしかお客の対応をできないのだろうか。そう考えると将来がちょっと思いやられる次第です。

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