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赤十字看護専門学校最後の卒業式 3月3日 12時46分」
2021.03.03(水)の他のニュース
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126年の歴史がある富山市の富山赤十字看護専門学校が今年度で閉校するのを前に3日、最後の卒業式が行われ、19人の卒業生が学びやをあとにしました。
富山市の富山赤十字看護専門学校では3日午前10時から卒業式が行われ、最後の卒業生19人に卒業証書が授与されました。
式では、救護服と呼ばれる日本赤十字社伝統の紺色のワンピースに身を包んだ卒業生たちが凛とした表情で式に臨んでいました。
式の中で平岩善雄学校長は「きょう最後の卒業式を迎えることができるのは、大変うれしくもありさびしくもあります」と式辞を述べました。
卒業生代表の岡田珠衣さんは「明治28年から続く本校の歴史は私たちの代で幕を下ろしますが、先輩が築いてきた伝統と誇りを胸に努力し続けていきます」と答辞を述べました。
卒業生代表 岡田珠衣さん「この3年間、富山赤十字看護専門学校の最後の学生として、赤十字の精神を大切に実践できる看護師になる為に、志を高く、実習や勉学に励んできました。私たちを支え続けて下さった多くの方々に深く感謝し、答辞と致します」
富山赤十字看護専門学校は、明治28年に「日本赤十字準備看護婦養成所」として設立され、これまでに3,500人あまりの卒業生を世に送り出して来ました。
しかし、生徒数の減少などで今年度を最後に126年の歴史に幕を下ろします。
卒業式の後には同窓生などが参加して校章と歴代の校舎がデザインされた閉校記念碑の除幕式も行われ、参加した人からは名残を惜しむ声が聞かれました。
卒業生のひとりは「この学校は夢への一歩で、とても大切な場所です。3年間をともに過ごした仲間とは離ればなれになりますが、それぞれの場所で頑張っていきます」と話していました。
卒業生女子「学校で学んできたことを忘れずに、感謝の気持ちを忘れずに、赤十字の心を忘れず、広く国際社会に貢献できる赤十字看護師になれるように、がんばりたいと思います」
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