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南の花嫁さん

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     今年に入り、有山麻衣子さんを中心とした三重唱のコンサートがあるのを知りました。東京で行われたフランス人ピアニストであるエリック・ハイドシェックのコンサートへ行った際に、偶然にもお会いした宇野功芳氏に聞かされたのです。有山さんのパートナーとしては日下田玲さんしか考えられない私は大いに戸惑いましたが、宇野さんに直接お誘い頂いたのも何かのご縁かと思い、すみだトリフォニーへ再び足を運ぶことになりました。でも正直言うと期待していませんでした。有山さんの実力は知るものの、あとの二人はフィオレッティなどでソロを歌っている訳でもないですから。
     ところが3月12日当日、最初に歌われた古賀正男編曲の「南の花嫁さん」(下記CDにあり)を聴いただけで、その余りにもの美しさに痺れてしまいました。なかには涙の止まらない歌もあり、これまでのどのコンサートにもなかった感動を味わうことができたのです。そして富山に帰って早速宇野さんにコンサートを開くことを申入れました。
     有山さんの声は年齢を重ねても衰えを感じさせず、一方でメロディの歌わせ方はどんどん上手くなり、アルトの杉林良美さんは低音ながら潤いのある声でアンサンブル全体を支えます。この二人は明るい歌声で歌のもつ美しいメロディを歌うのに対して、メゾソプラノの豊島由布子さんは、どちらかと言うと日下田さんのような翳りのある声で、メロディを通さずに直接心に訴えてくる魅力があります。
     トレフォリネの魅力はそうしたひとりひとりの美声にもありますが、それにも増して魅力的なのは「女声三重唱」という編成そのものにあるような気がします。女声三部のパート全てが揃うので、殆どの歌は適正を考えなければ歌うことができます。そして、コーラスだとはっきり聞き取れないメロディラインや歌詞が実に明瞭に浮かび上がってくるのです。だから三重唱というのは本当に特別な世界です。
                         
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      • 2020.09.21 Monday
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      • 02:04
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      コメント
      こんばんは。
      昨日は私のブログにご訪問いただきありがとうございました。
      いろいろな記事を拝読させていただきました。
      私は、五十路に入った年齢ですが、特に古賀メロディが好きです。
      「南の花嫁さん」は、たしか中学時代にテレビで高峰三枝子が歌ったのを見たのが初めて聞いたと記憶しています。何てきれいなメロディなのだと、そのときに感動したものです。
      これからも楽しい記事をUPしてくださいね。またときどきお邪魔させていただきます。
      私の「南の花嫁さん」の記事をTBさせていただきます。
       ヲアニーさん、ようこそいらっしゃいました。ありがとうございます。5月27日のコンサートの時には、トレフォリネの出来として「南の花嫁さん」が最高とはいかなかったと思います。でも、歌そのものがいいんですよね。
       来年、フィオレッティを呼びますが、最近のフィオレッティのプログラムを宇野さんに見せて頂いたら、1曲みんなで歌っている場合もあるようです。だから来年八尾では、この歌を最後にみんなで歌ったらどうかと思っています。メロディも美しいですが、それ以上に歌詞が美しいですから。この歌詞をプログラムに是非載せたい。
       「南の花嫁さん」の歌詞は、微妙に違っているのが結構ありますよね。「籠のオウム」が「籠のとり」になっていたり。トレフォリネが「こぼれる花か」を「こぼれる花の」に直したのは、きっと宇野さんの意向ではないのでしょうか。もしそうだとしたら、来年プログラムに載せる歌詞はどうするか問題になってきますね。
      • trefoglinefan
      • 2007/06/20 5:51 AM
      はじめまして。
      私たちの新米ブログにコメントいただきありがとうございます。
      昨日も高齢者デイサービスに歌や踊りを持ってボランティアとして行ってまいりました。
      昭和20年(終戦)前後の歌は、歌詞もメロディも胸を突かれるものが多いです。
      お客様たちは、いつも歌を聞かれて涙を流されますが、その度、歌の持つ力の大きさに感動します。
      また歌の勉強に伺います。
       ふらわぁ〜ずさん、ようこそいらっしゃいませ。昭和20年前後の歌は、作曲家も歌手もしっかり音楽を勉強した人たちが歌謡曲に携わっていましたので、優れた作品も多いのであって、心打つのは単なる懐かしさではないと思っております。
       こうした心打つ作品を、私も紹介したり実際に自分で歌ったりしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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       リズムやメロディがいかにも単純で、一聴稚拙な作品かと思ったが、二度三度と聴いていくうちに、ニュアンスの豊かさを発見して次第に魅せられていきます。基本のリズムで全曲を統一しながら、間に登場する日本古謡が実に効果的に使われて、ジンワリと心に来るところがあるのです。そういう意味で、実に微笑ましい作品と言えるでしょう。
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