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レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲「パッサカリア」

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    JUGEMテーマ:オーケストラ





     第3曲「シチリアーナ」までは比較的普通に演奏できる曲だったのですが、終曲「パッサカリア」に入った途端、かなり技巧的に難易度の高いものになります。

       
    (動画詳細:演奏楽譜

    ・楽曲全体の見出し >>
     曲調はテンポなどに変化がありますが、ト短調で通されます。

    (マエストーソ)

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア01   「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア楽譜01

     「マエストーソ」は壮厳にという意味です。まずは第1ヴァイオリンだけで始まるのですが、裏の奏者の方が弾く弦が複雑な為、弓の角度の変化も大きいのが分かります。表の奏者は楽譜通りに弾けばここまで弓の角度を変える必要がなに筈なのですが、その理由は私には分かりません。ヴァイオリンを弾いたことのある人ならきっと分かると思います。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア02

     第1ヴァイオリンに引き続き今度はヴィオラです。ヴィオラも上下が分かれるのですが、私には前2人が上、後ろ3人が下を弾いているように見えます。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア03

     ここは全合奏です。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア04

     次はチェロだけ。ここははっきり表と裏で担当分けされています。先生の一人プルトは裏ですね。つまり上は下級生(?)2人だけに任せています。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア05   「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア楽譜05

     そしてまた全合奏で弾きます。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア06

     コントラバスのパートリーダはこの奏者に代わりました。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア07

     この第2ヴァイオリンを映している場面で曲想が変わります。

    (エネルジコ・エ・ピウ・アニマート)

     「エネルジコ・エ・ピウ・アニマート」は元気よく、より活き活きとという意味でしょうか。各パート殆ど「下げ弓」で力強く弾きます。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア08

     ヴィオラも下げ弓主体なのが分かります。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア09

     チェロも下げ弓の連発がありますが、楽器を下に向けて置いて演奏しますから、弦の並びはヴァイオリンやヴィオラと逆になります。つまり一番高いE線は向かって右側で、一番低いG線は左側です。つまり「下げ弓」の場合高い弦から低い弦に向かって触れていくことになるのでは、と思えるのですが、これも低い方から触れていきます。弓を持つ手の動きを見ると、右(向かって左)に引きながら、前に押し出しているのが分かるでしょう。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア10   「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア楽譜10

     この映像でまた曲調が変わります。

    (ヴィヴァーチェ)

     「活発に」という意味で、日本語では大して変わらないのですが、イタリア語では違うのでしょう。テンポは若干遅くなったでしょうか。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア11

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア12   「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア楽譜12

     この映像でまた曲調が変わります。

    (メノ・ヴィーヴォ)

     「メノ」は「より少なく」で「ヴィーヴォ」は「活発に」です。ですから「活発さを緩めなさい」ということでしょうか。旋律がチェロから第2、第1へと上がってきますが、ヴィオラは第2ヴァイオリンにオクターヴ違いで重ねています。そして第1ヴァイオリンが旋律を弾く時も、第2ヴァイオリンはオクターヴ違いの関係にあります。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア13

     曲はリピートされますが、やはりチェロから第2ヴァイオリンに順番に上がるのが分かります。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア14

    (ピウ・ラルガメンテ)

     「今までよりゆっくりと」となっていますが、私には余り変わって聞こえません。メロディは一緒ですが、今度は全合奏で繰り返します。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア15

     ヴィオラのパートリーダ。最後にもう一度触れます。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア16

     曲がラルゴに移っていきます。

    (ラルゴ)

     第1ヴァイオリンの「裏」と第2ヴァイオリン、指使いの違いが区別できますでしょうか。第2ヴァイオリンのパートリーダは「首席」と先に言いましたが、2曲続けてコンミス裏に入ったこの奏者も、弓使いを見るとこのなかではトップクラスの実力を持った奏者だと思います。プログラム最後の「スークのセレナーデ」では、この2人がコンミスと第2ヴァイオリンのパートリーダに分かれます。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア17

     曲は最後のフレーズに入りました。映像はチェロですが、おそらく首席はこの奏者でしょう。先生は別にして実力は頭抜けているように私には見えます。

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲パッサカリア18

     曲の終わりの部分はコンミスを捉えていますね。

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    (ひと添え)

    「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲ヴィオラ

     このコンサートにおけるヴィオラの首席は男性ですが、この曲だけは女性がパートリーダに入ります。室内楽のこのコンサートでは全曲ヴィオラを弾いていますが、2日後のフルオーケストラでは、第2ヴァイオリンのパートリーダを務めています。ですからヴァイオリンを十分に弾きこなしたうえで、ヴィオラに転向したと思われます。

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      • 2020.09.21 Monday
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