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夏は来ぬ:初夏の風情をこまやかに表現

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    JUGEMテーマ:合唱



     季節は春から夏に向かう今、この時期になると心の中で聞こえてくる歌が「夏は来ぬ」(佐々木信綱作詞/小山作之助作曲)です。一歩下がってこの季節の風景を眺めた典型的な日本の叙情歌で、昔からずっと歌われてきた作品です。これは明治29年に作られた訳ですから、できてから100年以上も経っています。それにしても「昭和の歌」のコンサートの筈が明治までいっちゃいました。でも不思議なもので、平成に入ってから20年も経つと、昭和も大正も明治も同じになってしまうから不思議なものです。

    >>コンサート情報
     フィオレッティの富山公演に際しこの歌が出てきたのは、深い意味はありません。3ステージに当初予定していたクラシックの合唱曲が出来なくなったので、急遽何か考えなくてはいけなくなった。それで私の知っているフィオレッティのレパートリーのなかから、最新盤「湖畔の宿」に入っている童謡・唱歌といったら、まず「夏は来ぬ」であった。宇野さんも「これだったら出来ますね」と言われ、私が「季節的にもこの時期合ってますね」と言うと、「いいですね」なんて簡単に決まっちゃいました。
     宇野さんのポツポツ言われたこと。「春の唄」「絵日傘」「花の街」と明るい歌が3曲続いて、「夏は来ぬ」これは暗いですね。その続きは言われなかったですが、「夏の思い出」も宇野分類ではきっと「暗」の方になるでしょうね。最後思いっきり「汽車ポッポ」で明るく終わるからいいのかも知れない。そうか、宇野さんの狙いはここにあったのですね。私は余りにも急いでこのステージの歌を決めたものだからかなり無頓着に感じたのですが、宇野さんはこのステージ「最高の組み合わせです」と言われた。何だか分かったような気がします。
     一般的には長調が「明」で短調は「暗」と言われます。ところが宇野さんの「明」「暗」はそれが当てはまらない。よく分からないのですが、例えばブルックナーの交響曲で第4番変ホ長調や第7番ホ長調が「暗」。第3番ニ短調や第8番ハ短調が「明」。短調でも「サヨンの歌」「大空に祈る」「マロニエの木蔭」は「明」、「絵日傘」も「明」。「白い花の咲く頃」「津軽のふるさと」「長崎の鐘」は「暗」、長調でも「川の流れのように」は「暗」。いったいどういう分類なのでしょうか。
     さて宇野さんの「夏は来ぬ」は、現在2種類が入手できます。ひとつは先述「湖畔の宿」のCD。もうひとつは有山・日下田のデュオに入ってきます。

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      • 2017.09.19 Tuesday
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