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南の花嫁さん:七色に変化する女声の多彩さ

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    JUGEMテーマ:合唱



     アンサンブル・フィオレッティは数多くの昭和歌謡の演奏に取り組んで来たが、そのなかでも特に人気のあるのが「南の花嫁さん」ではないだろうか。もとの歌そのものも素晴しいが、女声合唱版として編曲されたこの演奏は、何よりも色彩豊か。一人ひとりの歌声が様々な音色を持った楽器のように響きあい、ピアノ伴奏の多彩さも手伝って、一曲全体を通して歌声が七色に変化する。
    評価:
    宇野功芳
    インディペンデントレーベル
    ---
    (2005-01-14)

     最近のカラオケは、昭和10年代、20年代の歌謡曲が強化されているようです。フィオレッティが2000年に宇野功芳氏の指揮のもとで歌謡曲を取り上げた際、いい歌と思ったのを自分も歌ってみようと思って、そういうのに限ってカラオケに無かったものだが、現在はよほどマイナーな歌でない限り大概は見られるようになりました。例えば最近フィオレッティで演奏される戦時歌謡を例にとると、「愛国の花」「月月火水木金金」「海の進軍」はあります。無いのが「めんこい仔馬」「サヨンの歌」「サヨンの鐘」「水兵さん」「母は青空」「大空に祈る」といったところ。それでもやっぱり無い方が多いでしょうか。これはあくまで戦時歌謡のステージの歌に関してで、富山の1ステージや4ステージの歌謡曲は、最新のカラオケが置いてあるところだったら、まず全部揃っていると思います。
     ところで、「南の花嫁さん」(藤浦洸作詞/任光作曲)もごく最近カラオケに登場したものです。昨年か一昨年の話でしょうか。この歌がカラオケに登場した途端に、よく歌われるようになったようです。昨年のトレフォリネ(女声三重唱)では、この歌をアンコールで歌ってもらったのですが、この時も懐かしさのあまり一緒に口遊んでいた人もかなりおられたようです。という訳でこの歌は聴くのもいいのですが、みんなで歌うのにも非常にいい歌だと思うのです。ですから富山では、全プログラムが終了した後にみんなで歌うことにいたします。覚えやすいメロディ、美しい歌詞。こういう歌は親から子へ、子から孫へと受け継ぎたいものです。
     フィオレッティの演奏に戻りますが、レヴューした録音は残されていますが、これはこれで申し分なく美しいです。ところが昨年の長岡、今年の横浜と演奏が少しずつ違っています。つまり宇野さん自身、この歌の演奏法がまだ確立されていないのではないでしょうか。ですから3月の長崎では、また違った「南の花嫁さん」が聴けるかも知れません。
                          

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      • 2017.03.24 Friday
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      コメント
      こんにちは。
      この曲は変化に富んだメロディラインで歌うと気持ち良いだろうな〜と思っていましたが、合唱で歌うとその変化がより面白くなるんですね。
      目に浮かぶようです。ぜひ聴いてみたくなりました。

      古い曲は今日まで歌い継がれているだけあって、魅力の多い曲ばかりですね。
      確かに、こういう曲を耳にする機会も、もっともっと多くなると良いなと思います。
      • Bongo
      • 2008/02/20 10:02 AM
      Bongoさん、ご意見どうもありがとうございます。昔の歌は本当に良いものがたくさんあると思います。「南の花嫁さん」はフィオレッティの良さが特に出た歌で、最近のコンサートでは殆どプログラムに加えられています。ご縁がありましたら、是非お聴きになってみて下さいませ。
      • trefoglinefan
      • 2008/02/20 10:34 PM
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