<< アンサンブル・フィオレッティ2018のご案内 | main | 富山市議会:平成30年3月定例会「一般市民の参加による議会改革を求める請願」の行方 >>

久しぶりに聴いたアンサンブル・フィオレッティ

0

    JUGEMテーマ:合唱



     昨日(4月17日)久しぶりにアンサンブル・フィオレッティの演奏を聴きました。最後に聴いたのは確か2015年の福井公演ですから、3年ぶりということになります。この日に終演後の宇野さんと楽屋で話をして、本当に別れるのが名残り惜しく会場を後にしたことは、今でも心に残っております。この日が宇野氏と話をしたのが最後になりました。

    コンサート情報 >>
     最初の「新鉄道唱歌」の序奏を聴いた際、本当にフィオレッティの所に帰ってきたのだな、と実感できました。2000年の初めてのコンサート(石橋メモリアル)でも、この曲が最初だったと思います。「花嫁人形」では「金婚式」の曲で始まるのが、宇野氏のいつもものスタイルなのですが、4題目、5題目でテンポを落とすスタイルは、何だか初めて聴いたような気が致します。
     「蘇州夜曲」はフィオレッティでは初めて聴きました。宇野功芳氏がどうして取り上げなかったのか不思議なくらい美しいと思いました。1題目と3題目を歌い、その間に長い間奏が入るのですが、そのピアノには本当にうっとりしました。そして2題目(3題目)ではメロディーはメゾソプラノが担い、ソプラノが装飾に廻るところなど、岡島雅興氏の編曲でしょうがそれが絶妙で、本当にため息が出そうになりました。
     今回のコンサートは、ピアノが活躍する曲がかなり取り上げられていました。「マロニエの木蔭」は村田智佳子さんご自身初めてだったとのことです。初めてということは宇野氏に教えて貰っていないなかで、自分で何とかしなくてはいけないとのことでしたが、そう思えないくらいに良かったと思います。実はこの曲を聴いた時、実は何となく「これまでと違う」と思ったのですが、宇野氏が教えていない伴奏だった、ということで納得ですが、それはそれで良いと思います。「違うから悪い」訳ではないのですが。
     何かが違うと言えば「ゴンドラの唄」。3題目への間奏は序奏と同じく始まりながら最後はお洒落にスマートに入るのですが、それが序奏と同じになっていました。宇野さんはこのようなことをやっておられましたかね。新湊の演奏会の録画を是非検証してみたいです。私は林光の編曲による伴奏の方がスマートで良いと思います。
     逆に良い意味で驚いたのが「南の花嫁さん」の1題目から2題目に向かう伴奏。宮下恵美さんや佐藤和子さんは、装飾が強すぎてメロディーの邪魔をした印象があるのですが、村田さんはそのバランスが絶妙。これはどうしたのですかね。
     村田さんがフィオレッティの伴奏を受け持ったのが2012年の新湊が最初。それから宇野氏が2016年にお亡くなりになり、今やコーラスを引っ張る存在にまでなりました。指揮者が居ないなかではピアニストが曲全体の造形を示さないと、コーラスは歌えないですから。きっとこれからも成長していき、やがては宇野氏から受け継いだバトンを自分のものにしていくことになるのでしょうか。本当の意味で若いって良いな、と思います。
     合唱に関しては、「衰えがない」と言えばこれはさすがに否定できない。しかし宇野さんが亡くなられた後であっても、長年指揮されたものが本当に沁みついていて、これは他では表現できない境地に立っていたと思います。惜しむらくは引き継ぐ人が誰も居ない。「今更」と言われるかも知れませんが、若い人が今からでも加わって欲しい気が致します。おそらくご本人達にはその気がないでしょうから、そこはプロデューサ側が考えなくてはいけないことなのかも知れない。そのようにふと思った次第です。

    他の合唱ブログ

    スポンサーサイト

    0
      • 2018.05.23 Wednesday
      • -
      • 19:37
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      コメント
      コメントする









      この記事のトラックバックURL
      トラックバック
      calendar
        12345
      6789101112
      13141516171819
      20212223242526
      2728293031  
      << May 2018 >>
      PR
      ランキング
      音楽ブログランキング にほんブログ村 クラシックブログ 合唱・コーラスへ くる天 人気ブログランキング(環境問題) ブログランキング(政治問題) (バレー) (日記)
      ブログ更新状況
      ・−−−−−−−−−−−・ | List Me! by BlogPeople | ・−−−−−−−−−−−・
      他のブログ
      楽譜ネット
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      • 富山市議会:平成29年9月定例会「議会改革の推進に関する請願」請願文
        trefoglinefan (10/07)
      • 富山市議会:平成29年9月定例会「議会改革の推進に関する請願」請願文
        love (10/06)
      • 全日本女子バレー:多様な人材が戦術をつくる
        trefoglinefan (10/03)
      • 全日本女子バレー:多様な人材が戦術をつくる
        ムラ (09/29)
      • 全日本女子バレー:多様な人材が戦術をつくる
        trefoglinefan (09/28)
      • 全日本女子バレー:多様な人材が戦術をつくる
        ムラ (09/23)
      • 全日本女子バレー:クラチャン・バレーから見たサーヴレシーヴ改善の模索
        trefoglinefan (09/14)
      • 全日本女子バレー:クラチャン・バレーから見たサーヴレシーヴ改善の模索
        ムラ (09/13)
      • 東北楽天ゴールデン・イーグルスの人的補償を考える
        trefoglinefan (05/27)
      • 東北楽天ゴールデン・イーグルスの人的補償を考える
        オニヒトデ (05/23)
      recent trackback
      recommend
      北村季晴:おとぎ歌劇「ドンブラコ」(全曲)
      北村季晴:おとぎ歌劇「ドンブラコ」(全曲) (JUGEMレビュー »)
      北村季晴,宇野功芳,アンサンブル・フィオレッティ,佐藤和子,高柳未来
       リズムやメロディがいかにも単純で、一聴稚拙な作品かと思ったが、二度三度と聴いていくうちに、ニュアンスの豊かさを発見して次第に魅せられていきます。基本のリズムで全曲を統一しながら、間に登場する日本古謡が実に効果的に使われて、ジンワリと心に来るところがあるのです。そういう意味で、実に微笑ましい作品と言えるでしょう。
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM