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富山市議会:「議会改革の推進に関する請願」の賛成討論(その1)

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    JUGEMテーマ:地方議会



    請願文の内容 >>

    「議会改革の推進に関する請願」賛成討論1
    (賛成討論その1)

     続きまして請願第12号、議会改革の推進に関する請願について、大いに賛成する立場から討論致します。地方議会は憲法第93条に基づき、住民の直接選挙で選ばれた議員で構成する議事機関です。だからと言って、全ての政策が白紙委任されている訳ではありません。先の市議選の選挙広報では、議会改革について、全ての当選者が詳しい公約を掲げた訳でもないし、公認を受けている政党名を書かなかった人も居ます。
     この間の議会改革検討調査会での議論を見ていて、議会基本条例を制定すると、はっきり方向性を出さない。これでは市民が求める、開かれた議会改革は不十分だ、早く進めて欲しい、と憂えうる市民の皆さんから、条例制定に向けたロードマップを作成して、市民に示して欲しい、議会全体で運営する議会報告・意見交換会を早期に開いて欲しい、という請願が出されることは、当然あって不思議ではありません。むしろ、よくぞ議会を後押ししてくれた、と感謝をしてもいいくらいです。
     市民が請願したこと自体を問題視することは全く的外れです。議会は議論しているんだから市民は黙っていろ、という上から目線の態度は改めなくてはいけません。4年前、インターネットやケーブルテレビによる議会中継実施を求める請願が出されましたが、否決されました。6月議会でも紹介しましたが、質問制限撤廃を求める請願は、10年半の間で、合計41件提出されましたが、こうした議会改革を求める市民の声を否決し、無視し続けた富山市議会が、どうなっていったかはご存知の通りです。
     請願権は日本国憲法第16条に保証された、国民の基本的人権のひとつです。「何人(なんぴと)も平穏に請願する権利を有し、何人もかかる請願をしたために、いかなる差別的待遇も受けない。」この請願を審査した議会運営委員会において、48の中核市中で、議会基本条例を制定した31市での効果を調査済みか、と請願者を責めるような場面がありました。その効果を調べて検討が求められるのは、議会の方ではありませんか。何人も、つまり子供も外国人も、文字通り誰でも請願権が保証されているのに、このようなことを言ってしまっては、学者か余程地方自治に精通した人しか、請願を出せなくなってしまうではありませんか。議会運営に関わる請願だから議運に付託されたのであって、この委員会で議論されることすら問題だなどと、どうしてそういう発想になるのか理解に苦しみます。また、地方自治法の規定により、請願を紹介した紹介議員を、まるで尋問するかのようなやりとりを執拗に続けるなどは、常軌を逸しています。憲法に縛られるのは私達議員側であって、請願による市民の声をはねつける為に、憲法を振りかざすようなことはあってはなりません。
     請願文書中にある議会基本条例のあるところで、どんなメンバーの議会になろうとも、議会改革を後退させない、という強い決意を示すことができる、というのは、何も今居る議員を否定しているのではなく、議会改革の到達点を条例化せずに、任意にやったりやらなくなったりできるままにしておけば、その時々で選ばれた議員で構成される議会の意志で、後退させてしまうことも否定できないということです。そのようなことがないように、富山市議会の議会改革を具体的に条例としてルール化して欲しいという意味です。このような請願者の意見を直接お聴きする意見陳述の制度も、早く条例を作って盛り込むべきです。
     日本共産党会派として8月に視察した大津市議会では、政策検討会議を議会基本条例に位置付け、テーマ毎の検討会議に全ての会派から、議員が一人ずつ参加して、いじめ防止やガン対策など、議会として政策を検討立案しているとのことでした。富山市議会としても、先ほどのおでかけ定期券のように、市民が求める政策を検討する政策検討会議を設置して、当局任せでなく、議会側から政策立案をしていくことができると良いでしょう。
     9月定例会の開会日に、政務活動費について、市民と市民団体の住民監査請求の結果、自民党会派に新たに196万円余りの返還を求める勧告が出されました。また先週22日には私たちが調査していたなかで、市田龍一元議長の隠されていた架空請求が、新たに発覚しました。未だに不正を自ら明らかにしようとしない、議会基本条例を何としても作ります、という決意表明もない、こんなことでは富山市議会の信頼回復は、できる訳がないではありませんか。
     熱心に議会を傍聴されて、今回のような請願を出された方々に、心から敬意を表します。今こそ市民の皆さんと共に、不正の全容解明を進め、議会改革を進める姿勢を、はっきりと示そうではありませんか。請願の採択を呼びかけまして、日本共産党の賛成討論と致します。

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