<< 富山市議会:市民は議会改革に口出ししてはいけないのか | main | 富山市議会:「議会改革の推進に関する請願」の賛成討論(その1) >>

富山市議会:「議会改革の推進に関する請願」の賛成討論(その4)

0

    JUGEMテーマ:地方議会



    請願文の内容 >>

    議会改革の推進に関する請願」賛成討論4
    (賛成討論その4)

     ただいま議題となっております、平成29年分請願第12号「議会改革の推進に関する請願」につき、紹介議員としてフォーラム38より賛成討論いたします。
     朝乃山関も敢闘した相撲に例えますと、昨年、11月新入幕以来、4場所ならぬ4定例会、誰とも組んで貰えない為、ずっと独り相撲を取ってまいりました。いつも土俵の上では、いいところまで押し込むのですが、最後は大きな部屋の皆様に、採決・多数決という盤石の決まり手で、あえなく押し出され、寄り切られているのであります。目から涙が流れようとも、これが議会制民主主義の現実であり、数こそ力、力こそ政治の一面であります。この請願者は、議員の数38名より一人多い、39名ですが、多数決なら可決ですがそうはいかない、これも議会制民主主義の現実です。
     さて、このところ、議会や委員会で審議していることや、多数決で決定したことに対して、市民から少しでも物言いなどつけられようなものなら、けしからんと言わんばかりに批判されるようでありますが、誠に不思議であります。
     よく直近の選挙で最も多くの票で選ばれたのだから、自分達こそが市民の代表者だと胸を張る方や、自分達の声こそが市民の声だと勘違いする方も、いるかもしれませんが、投票率48%、18万人もの市民が投票に行かなかった現実を、突きつけられた私たち議員や議会は、それ程偉いのでありましょうか。
     市民の代表者として君臨していた筈の多くの議員が、昨年次々と辞職し、一年経った今でも、不正の温床となった政務活動費について、いまだにくすぶり続けています。決して市民は、この春の選挙で富山市議会か、禊が済んだとは思っていないのであります。
     今日も多くの傍聴者が来ておられますが、議会に対して深く感心を持ってもらうことを、感謝こそすれ、市民として最も強い議会参加の実現である、法で保証された請願の提出について、議会で話をしている最中だから、横から口を挟むなとも聞こえるような発言には、どうしても納得がいかない訳であります。また、委員会に所属している議員が紹介者になっていることを、議会軽視、委員会否定などと、短絡的に決めつける討論が、今年6月議会でありましたが、驚きとともに非常に残念に感じています。この考えこそ議会制民主主義に対する否定、自己矛盾ではないでしょうか。
     富山市議会に対して、どうしても請願を出さなければならないと、切実に思うからこそ請願を出すのであって、議会に任せておけば大丈夫、今請願を出さなくても温かく見守っておれば良くなる思えば、敢えて出す必要は、ないのであります。
     この請願の審査があった議会運営委員会で、反対された委員から、紹介議員に対して質問を繰り返しましたが、その願意の言葉ひとつひとつにとらわれ過ぎるより、請願者の願意をくみ取ろうとする方が大切なのではないでしょうか。木を見て森を見ずであるよりも、木を見て森も見て、でありたいものであります。3ヵ月のタイムラグはありますが、当日の議事録がネットで公開されますので、39名の請願者には、その時の質問のやりとりを必ず確認して貰いたいものであります。
     早稲田大学マニフェスト研究会による、議会改革度調査2016ランキングは、48中核市中47位、見事ブービー賞でした。先週9月22日には、県内で6番目となる議会基本条例を全会一致で射水市が制定いたしました。県議会でも制定の努力をしております。富山市議会の外にいる市民は、当然すぐに条例制定に取り組もうと思っていましたが、今は検討するとようやくスタートラインに立ったところです。気が付けば、大洪水の後にアララト山の上に乗っかっていたノアの方舟のように、大騒動の後に議会基本条例が、いつの間にか出来上がっているということはありえません。
     私たち38人は一人ひとりが皆、市民から選ばれた議員であります。右へ面舵一杯の議員、左へ取舵一杯の議員。船頭多くして船山に上るのことわざのごとく、様々な方向へ向かっています。しかし、多くの辞職者を出してまだ一年しか経っていない当議会には、議会基本条例が絶対に必要であり、議会基本条例という船を山頂まで担ぎ上げなければなりません。
     今は登山口もまだ決まっていない状態ですが、拙速と批判を受けようとも、一気に登る登山道を選びたいせっかちな性格の私のような者や、十分に安全を確認しながら確実に一歩いっぽ登っていく道を選ぶ者。どちらにしてもどのルートを選んだのか、また今どこを登っているのか、市民に見えるようにしなければなりません。例えば1年目は2合目、2年目は5合目、3年目は8合目、そして条例制定という登頂。
     登山計画を提出して、助かった人もいらっしゃいましたが、私たちは、常にどこを登っているのか、予定より早く着いたのか、遅れているのかを絶えず確認し、また市民に確認してもらい、励まし励まされ、条例制定まで登り続けなければなれません。請願に書かれたロードマップとは正に、このことを示すのであります。決していつまでやりなさいと議会に強制している訳ではなく、議会の実力に合わせて登山計画を出して下さいと、お願いしているだけなのであります。これは市民の為というより、議会の為なのであります。この請願に是非賛成をして頂くことをお願い致しますとともに、万が一にも反対されるようであれば、その理由をとくとお聞かせ頂きたいと思います。
     次に、議会全体で運営する議会報告・意見交換会の早期開催について賛成討論を致します。自由民主党会派若手議員が中心となり、廃掃法:廃棄物の処理及び清掃に関する法律に対して公聴会を開催されたことは、大変素晴らしい企画であり、これぞ政務活動の王道だと感服致しております。これからも、益々数多くの活動をされることを心から願っております。私も、機会があれば是非参加したいと思っております。
     議員であれば、どんな会合や報告会に参加することも、あまり気にはなりませんが、一般の市民にしてみれば参加しにくい、それこそ人目を気にしなくてはならないケースも、選挙が間近だったり、主催者が誰であるかによって必ずあります。マスコミが入っていたら尚更であります。私も、誰でも参加できる市政報告会を開いたことがありましたが、ある理由から参加しづらいとか、後から参加したことにクレームをつけられたと聞きました。議員が複数で政党や地域に関わらず議会の報告会を開催して頂きたいという願いは、市民として当然のことであり切実なものです。
     おわりに、今から20年前に私が政治を志したときの、キャッチコピーは、新風満帆でした。時に逆風もあれば、順風もある。しかし、どちらも新しい風としてとらえ、帆に一杯の風を孕んで進もうという決意でした。一年前に、この議場一致に吹き渡った新しい風を、なぜか今は懐かしく思っています。予報では、午後から激しい解散風が吹き荒れるそうです。たとえ一時、風は凪いでいても、必ずや新しい風が吹き渡ることを祈って、フォーラム38の賛成討論と致します。

    他の日記ブログ

    スポンサーサイト

    0
      • 2017.10.19 Thursday
      • -
      • 12:45
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      コメント
      コメントする









      この記事のトラックバックURL
      トラックバック
      calendar
      1234567
      891011121314
      15161718192021
      22232425262728
      293031    
      << October 2017 >>
      PR
      ランキング
      音楽ブログランキング にほんブログ村 クラシックブログ 合唱・コーラスへ くる天 人気ブログランキング(環境問題) ブログランキング(政治問題) (バレー) (日記)
      ブログ更新状況
      ・−−−−−−−−−−−・ | List Me! by BlogPeople | ・−−−−−−−−−−−・
      他のブログ
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      • 富山市議会:「議会改革の推進に関する請願」の行方
        trefoglinefan (10/07)
      • 富山市議会:「議会改革の推進に関する請願」の行方
        love (10/06)
      • 全日本女子バレー:多様な人材が戦術をつくる
        trefoglinefan (10/03)
      • 全日本女子バレー:多様な人材が戦術をつくる
        ムラ (09/29)
      • 全日本女子バレー:多様な人材が戦術をつくる
        trefoglinefan (09/28)
      • 全日本女子バレー:多様な人材が戦術をつくる
        ムラ (09/23)
      • 全日本女子バレー:クラチャン・バレーから見たサーヴレシーヴ改善の模索
        trefoglinefan (09/14)
      • 全日本女子バレー:クラチャン・バレーから見たサーヴレシーヴ改善の模索
        ムラ (09/13)
      • 東北楽天ゴールデン・イーグルスの人的補償を考える
        trefoglinefan (05/27)
      • 東北楽天ゴールデン・イーグルスの人的補償を考える
        オニヒトデ (05/23)
      recent trackback
      recommend
      北村季晴:おとぎ歌劇「ドンブラコ」(全曲)
      北村季晴:おとぎ歌劇「ドンブラコ」(全曲) (JUGEMレビュー »)
      北村季晴,宇野功芳,アンサンブル・フィオレッティ,佐藤和子,高柳未来
       リズムやメロディがいかにも単純で、一聴稚拙な作品かと思ったが、二度三度と聴いていくうちに、ニュアンスの豊かさを発見して次第に魅せられていきます。基本のリズムで全曲を統一しながら、間に登場する日本古謡が実に効果的に使われて、ジンワリと心に来るところがあるのです。そういう意味で、実に微笑ましい作品と言えるでしょう。
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM