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全日本女子バレー:クラチャン・バレーから見たサーヴレシーヴ改善の模索

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    JUGEMテーマ:女子バレー



     ワールド・グランプリ・チャンピオンズ・カップにおいて、私は2勝3敗という成績以上に全日本の将来に対して明るいものを見た、と申し上げました。精密なサーヴレシーヴからの速い攻撃、ここに活路を見い出すのが体格で劣る全日本のとるべき道と、確信できた大会であると思います。実際にサーヴレシーヴが安定した試合は、本当に素晴らしい試合ができたと思います。一方で特に最後の中国戦にこそ、全日本の課題が大きく浮かび上がったのも事実です。
     10日の中国戦は、おおよそ良い試合をしているにも関わらず、所々あった大型の連続失点で突き放された、それが目立ったと言えるでしょう。その大型の連続失点とはいかなるものか。それは相手の特定の選手に、サーヴで崩されたことを意味するということです。事実その連続失点中、前に落とされる緩いサーヴに相当苦しめられました。そもそも前に落ちるサーヴに苦しめられたのは2014年の時からで、それに対して何ら改善してこなかったのが、今の全日本の姿だとも言えるでしょう。また私自身その間、ずっと同じことを言い続けていると思います。
     結論から言ってサーヴレシーヴの改善には、次の方法しかないと思います。

    ・PH(パスヒッタ)以外の選手が前よりの緩いサーヴを拾う

     緩いサーヴを打たれ続けている際、PHやリベロの選手が拾いあげることができず、また例え拾ったとしても、体勢が崩れて自分が攻撃参加することができず、他の味方の選手の攻撃スペースまで奪ってしまった、という現象が起きているのです。それにたまりかねて、MBの選手やセッターの選手まで、相手サーヴを気にしながらのバレーになってしまいました。でもこれらの選手はサーヴレシーヴすることなど前提にしていない位置取りですから、十分にボールを拾える体制になっている訳ではありません。
     そこで考えなくてはいけないのは、PH以外の選手がいかに前よりのサーヴを拾うかです。前よりのサーヴは緩いですから、PHのような専門職でなくても落ちる前に拾うことができます。そしてその役割りはMBの選手が一番適切であると考えます。勿論セッターはトスを上げる必要がありますから、サーヴを拾うのに使えません。PG(ポイントゲッタ)の選手は大きい助走で力強いアタックを打ち込む必要がありますので、サーヴを拾うことはなるべくならしたくありません。その点MBの選手は短い助走でアタックに入れますから、前よりの緩いサーヴでしたら近くに居るセッターに返して、すぐに攻撃に移ることができます。
     その際に重要になるのは、このMBの選手が前よりの中央にしっかりと構えることです。そうすれば前よりの緩いサーヴは難なく処理ができるようになるでしょう。
     ところでもしMBの選手が常に前より中央に構えようとした場合、ここで大事になってくるのが、PHやPGといったサイドアタッカが、ローテによってレフトとライトの両方ができる必要があるということです。ここからまず発想の転換が必要になってくるのではないでしょうか。

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      • 2017.09.19 Tuesday
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      • 16:15
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      コメント
      お久しぶりです。
      最後の中国戦は気になってしまったのですが、
      全体を通じて多くの選手に経験を積ませたという
      点でものすごい意義のある大会だったと思います。
       これはこれはムラさん、お久しぶりです。ここ最近は全国的に問題になった富山市議会のことを書いてきましたが、少しずつ「バレー改革」をテーマにしたことも、書いていこうと思います。「議会改革」の取組み自体は、引き続き行うつもりです。
       私はずっとサーヴレシーヴを何とかせよ、といったことを良い続けてきました。そして中田監督が攻撃に目をつぶっても、サーヴレシーヴ本意の人選をしたことに、本当に拍手を送りたいくらいです。
       しかしながら最高の人選でもってしても、改善できなかった事実は重く受ける必要がありますし、人的にはこれ以上どうすることもできないなかで、どうシステム的に改善するかを、中田監督に是非考えて頂きたいと思っております。
       またムラさんのところにもお邪魔致したいと思います。
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