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議場は舞台なり

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    JUGEMテーマ:地方議会



     ここまで私が議会に対する私見を述べてきました。そして「ここまで知っているのならどうして自ら議員にならないのだ」とまで言われたりするようにもなりました。そのこと自体は大変ありがたいことではあるのですが、どうもそのような気になれません。その理由を見出せないでいたのですが、私なりに最近明確になってきました。

    富山市議会2017年3月定例会の日程 >>
     私は基本的にコンサートの主催者側の立場で物事を考える、ということであることが分かりました。拙ブログを開設したのは、女声三重唱のコンサートの主催の為に、情報発信をするものだった訳です。結局私はプロデューサの気質がある訳です。
     そして今、いわゆる「政治活動」らしきものをやっている訳ですが、そもそも議会の会議場というのは、コンサートで言えば舞台ということに気付いたのです。もし議員が当局に質問したいのであれば、議場で行わなければいけない、という訳ではありません。別に職員を訪ねて個別に訊いてもいいのです。でもとある問題を市民に分かるところで一緒に考えたい、そうした場合には議場という場を用いて、質問なり討論をしなければいけません。そこのところを議員は理解しなければ、議会そのものが決して市民に開かれたものにならないと思うのです。
     15日で議員による各種質問が終わりましたが、そのなかで特に気になったことを3点申し上げておきます。1つ目は持ち時間が質問時間だけ決まっているケースにおいて発生した事例です。質問事項を多く揃えたのはいいのですが、それを持ち時間内に収めようと一生懸命工夫されたようで、その為に質問を聴いている方は、いったい何を質問したいのか分からなくなってしまいました。議場で質問する以上、市民に質問内容が分かり辛くては何にもならないと思います。ですから本当に市民と一緒に考えたい内容を、もっと絞り込んで質問した方が、良かったのではないでしょうか。
     次に気になったのは、ある議員が一括質問で再質問しようとした際に、議長が「再質問は質問と答弁が食い違っている場合のみ認められる」というルールを厳格に守ったことで、再質問をさせなかったことです。市民から見れば疑問に感じました。
     私は議場での議論は基本的にもっと自由であるべきだと思います。でも議場という舞台で答弁に時間がかかってはいけないので、事前に質問通告すること自体、当たり前のことだと思います。
     でも答弁が不十分な場合、議員は当然再質問したい筈です。それが最初の質問と大きく逸脱した場合は、当局が答えることができないから、上記のような形でルール化する必要があったのではないでしょうか。
     そのあたりどこまで白でどこまで黒かなど、厳格に決められる訳がありません。だからこそ議員の再質問はそこそこ許されるべきですし、一方で通告にない質問の答弁を求められた場合に、再質問の通告までなく用意していない回答は答えられない、ということも当然にあってもいいと思います。そのあたりを仕切るのが議長であり、もっと上手いやり方があっても良かったのではないかと思いました。
     3つ目の事例は、一問一等での議論において、議員と当局の職員に認識の相違があった場合のこと。お互い気を使い過ぎだった場面がありました。議員と当局はあくまで対等であっていいのです。質問の趣旨が違って取られた場合も、質問の内容が分からない場合も、何だか議長を顔色を伺いながら、おそるおそるやっていた場面がありましたが、私はどうしたら市民に分かり易くなるか、というところにもっと目を向けても良かったのではないかと思います。融通の利かないルールがそうさせているのか、それとも議員と当局間における信頼関係のなさがそうさせているのか分かりませんが、市民から見ればどうしてもっと上手くやれないのかと思いました。
     私が議会に求めたいのは、議場という舞台において、議員という芸人が、傍聴者や視聴者などの市民といったお客に対して活発な議論、分かり易い議論、面白い議論を見せて欲しい。そう思うところであります。そうした議会のプロデューサ的な役割りを、このブログでやっていきたいと思います。
     そうそう、「議員は芸人」などと申しましたが、だからと言ってタレント議員が良いなどと一言も言うつもりはありませんので、そのあたりを誤解しないで頂きたいのですが、議員にせよ当局の職員にせよ、議場でのやりとりを行う為に、周到な事前準備をしているのです。それは芸人が舞台上で最高のパフォーマンスをするのに、日頃からしっかり練習をするのと同じで、議員も議場で最高のパフォーマンスを発揮するには、やはり市政上の問題点について日常的に常に考察していなければいけません。そして芸人が舞台で日頃の努力を見せてはいけないと言われますが、それが見えると舞台が楽しめないからでしょうか。フランスの名ピアニスト、エリック・ハイドシェックはやはりよく練習しますが、今はない木造校舎で小学生の前でミニコンサートを行った際、「舞台で練習の跡を見せてはいけない。だからこそ練習をするのだ」と言っていたのを思い出しますが、議員も議場で日頃の努力の跡を見せない為に、「もともと何でも知っているのだ」とでも思われるよう、普段からしっかり勉強をしておくのが大事なのではないでしょうか。
     私はプロの政治家になるつもりはありません。あくまでアマチュアでありたいです。昨年に亡くなられた宇野功芳氏が私のことを「アマチュアの中のアマチュア」とよく言われました。これはどういうことかと言うと、「最小限の労力で最大限の効果を狙うのがプロ。それに対して最小限の効果の為に最大限の努力ができるのがアマチュア」なのだそうです。でもそうした小さな効果の積み重ねこそが、誰も手掛けようとしなかった大きな効果として、何れ形になっていくと信じて、自分なりの活動を行っていこうと思います。

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