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故志麻愛子元議員の遺言とも言うべき最後の発言

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    JUGEMテーマ:地方議会



     富山市議会のホームページ(本会議の検索と閲覧→会議録ライブラリ→平成21年3月定例会→第7日目本文)には、過去の議事録が載っています。そのなかで志麻愛子元議員が最後に発言された内容を改めて読んでみました。2009年4月までが任期でしたので、3月の定例会最終日での発言が最後になります。この言葉は当時の議員には全く耳に入らなかったようですが、今ここで改めて同様な発言があった場合、どう思われたでしょうか。議員、そして市民みんなで、以下の言葉をかみしめてみたいと思います。
     ただいま議題となっています平成21年分請願第1号 本会議においての議員一般質問の制限の撤回を求める請願、平成21年分請願第2号 富山市議会の一般質問制限の撤回と自由な討論を求める請願について、市民派クラブあゆみの賛成討論を行います。
     富山市議会が、議員の一般質問を議員1人、年に1回、質問時間は20分以内、答弁時間を含めた時間は60分以内と制限したことに対し、平成18年12月定例会から今定例会まで10回もの定例会に市民から制限を撤回するよう請願が出ました。この間、私は請願の署名をされた方々も含めて7,000人以上の請願者の紹介議員になりましたが、賛成討論をするのは今回が最後になります。
     私はこの最後の機会に皆さんお一人お一人に問いたい。一般質問の質問制限をしてよかったと心の底から思っておられるのでしょうか。
     昨年12月に他県の議員さんから電話がありました。「100年に一度と言われる危機の中で、多くの議員が一般質問を希望したので、会議時間も日数も増やした」とのことでした。これこそが議会ではありませんか。未曾有の危機の中、当局と議員たちが市民の生活に押し寄せる課題に対してさまざまな角度から議論し、持てる力を総動員して対応していかなければなりません。社会情勢が驚くべきスピードで変化する時代です。議会もその時々に応じて日程調整されて当たり前ではないでしょうか。それなのに、富山市議会は、非常状況の中でも、議員1人、1年1回60分の一般質問制限を固守し続けました。そして、見直しとして出されたのは、1年間で質問と答弁の合計時間90分を3分割までしてもいいというものです。議案質疑はなくなるので、持ち時間が1年間でたった2分増えたにすぎません。請願文にもありますが、これでは改善になりません。何のための、だれのための一般質問であるのか、議員の役割は何であるのか考えれば、今の制限がいかに理不尽なものであるかわかるはずです。
     当局側は、市長の出前トーク、職員の出前講座、タウンミーティングなど積極的に直接市民に語りかけ、話し合い、耳を傾けています。市長にハッパをかけられて、職員は必死になって勉強し、知恵を絞り、さまざまな施策を打ち出しています。昨今、そうした新しい施策は、議会で説明される前にマスコミに発表されることが多くなりました。二元代表制で直接市民に選ばれた市長なのですから、市民にまず説明するというのは筋が通っています。
     そんな中で、二元代表制のもう一方である議会の現状はどうでしょうか。請願の文書にもあるように、一般質問の制限で市民の多くの声が届かなくなり、議会の存在感が薄くなったという専らの評価です。悔しくはありませんか、皆さん。質問制限は議会の自殺行為だとずっと警鐘を鳴らしてきましたが、皆さんにはそうした危機意識はないのですか。
     昨年12月定例会で、開かれた議会をめざす会が行った、全国806市区議会へのアンケートの結果を紹介しましたが、議会活性化等の調査で、270点満点で富山市議会はたった15点。点数から言うと最下位から6番目でした。これは富山県内のアンケートに答えた自治体の中でも最下位なのです。このとんでもない一般質問の制限のために、2年もの間、一般質問は年に1回しかできないという経験をしてきて、これでは議員の役割である行政のチェックと政策提言を全うできないと痛切に思いました。
     一般質問は多様な民意を受けて選ばれた、それぞれの議員の命なのです。どうか一般質問の制限の撤回と自由な討論を求める請願を真摯に受けとめ、今度こそ賛成されることを願い、賛成討論といたします。

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