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富山市議会議員補欠選挙:2人で始めた選挙がトップ当選にまで至り

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     今回の富山市議会補欠選挙ですが、私の応援する大島満氏がトップ当選いたしました。これまで私が投票した候補はどの選挙にしろ、実は落選することが多いですから、正直自分が疫病神になることを本当に心配していたのです。でも今回はそうならなくて良かったです。実は「元議員」というだけで同じ穴のムジナだと思われ、しかも今は悪名高くなった「八尾」ということで、実に厳しい視線が向けられていたのは事実です。ネット上の私のイメージとしては、最も遠い候補者だったかも知れません。ですが私がここで言いたいのは、そうしたイメージとは真逆の、私がどうしても富山市議会に送り届けたかった人物だったということに他ありません。ですから経歴による偏見だけは、是非持たないで頂きたいと思います。
     私が立候補の思いをお聞きしたのが10月の中旬。当時富山県知事選挙の期間中でした。その間は他の選挙の後援会活動を一切できないことになっていますから、実質10月23日から一斉スタートだと言われました。そこで27日の事務所開きにまず招待されました。事務所開きはどんなものかも知らずに、仕事を終わってから駆け付けたところ、神棚の前で神主さんが神事を行っていました。そこに集まったのはせいぜい10人足らず。ですから私にまで玉串が廻ってきました。他の人は「選対本部長」や「後援会長」「親族代表」などの肩書きがあるなかで、私は「友人代表」だとか。それを聞いて、私は実に場違いな所に来てしまったのかと思ったくらいです。実は立候補者がお上手を言われたのを間に受けて行ってしまった、本当にそう思ったくらいだったのです。
     公示の2〜3日にポスター貼りにまず加わって欲しいと言われましたので、10月30日の公示当日それをしようとしたら、何と当日ポスター貼りのスタッフが決まっていない、つまり出陣式に集まった人でのなかから「手伝えたら手伝って」という出たとこ勝負みたいな形でした。わずかばかり受け持ったものの、一向に進まない。初日で半分も消化できないくらいに、まだ手付かずのポスターが事務所に山積みになっていました。そして翌日、それこそ他の24人が既に貼り終わっている掲示板に、最後の1つ空いたところを1人淋しく貼るといった、傍目からは何とも言えない惨めさの漂う選挙活動だった訳です。勿論私はそのようなことでめげるような人間ではありませんので、何食わぬ顔をして貼ってきたのですが。
     7日の朝刊で、八尾町の厚い地盤に支えられて、といかにも八尾住民の組織票がものを言ったように書いてありましたが、実情はそのようなものではありませんでした。選対本部長を引き受けた八尾町元議員が、やはり元議員である大島氏に「二人だけでも選挙をやらないか」と呼びかけたことから始まったようです。それで後援会組織を作ることもなく、手弁当でも親身に手伝ってくれるスタッフで、お金を掛けない選挙をやってみよう、ということになったようです。だから集まったスタッフも、普段の仕事をしながらできる範囲で手伝うものになりましたが、少々の不手際があろうともそれぞれが臨機応変に動いて、一週間の選挙戦を戦えたことになります。そういう意味では実に不思議な選挙でした。
     選挙ではお金がかかるとよく言われますが、それは大きな組織を使ってそれを動かそうとするからであって、戦争で大軍を扱うのに兵糧が沢山いるのと同じと言えるでしょう。その点大島選挙事務所は、人数が少なくてもそれぞれが必要なところで必要なことをした。その結果兵糧代は最低限で済んだことになります。大島氏は選挙に勝とうが負けようが、このような選挙をやらないと意味がない、と思っておられたようです。それはこれまでと同じやり方ではお金がかかるからごく決まった少数の人しか選挙に出ようにも出られないですし、また選挙にお金がかかるから議員になってからの汚職がなくならない。だから富山市の議員として復帰する前に、まず選挙の改革をやりたい、と言っておられたのが深く印象に残っています。
     大島氏は今回当選しましたが、選挙にかかった費用も明らかにしていくとのことです。そしてお金がなくても志のある者がこれからどんどん選挙に出られるようにしたい、そうした思いが選挙の在り方にも反映されたなかで、結果を出したのではないでしょうか。
     現実的にこの補欠選挙は、新聞社が「八尾の厚い基盤に支えられた」という意味で、条件的に有利な面があったのは否めません。ですからこうした選挙がどんな場合でも本当に通用するのかどうなのかは未知数ですが、それでも「選挙を変えられない者に議会を変えることなどできない」つまり後援会組織が大きくなるとどうしても大きなしがらみが生まれるのは確かであり、その第1歩としては上出来だったと思います。
     私はこれまで言ってきたように、当選させればそれで終わりではないのです。私は大島氏の公約の一部にある「議会の完全公開」に向けた戦いがこれから始まると思っている訳で、それは少数派議員だけで成し遂げられる訳ではありません。どうしても市民が力を出さない限り、達成できないことだと思います。そうした長い戦いの場に、私も身を投じてしまったのかも知れません。ですからこれからこそ、みなさんのお力添えが必要だと思います。どうかよろしくお願いいたします。

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