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政務活動費そのものが悪い訳ではない:適正使用こそが良質の議員を育てる

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    JUGEMテーマ:地方議会



     富山市議会補欠選挙がいよいよ始まります。議員の大量辞職の発端となったのが政務活動費の不正使用だということで、この政務活動費というものが、いかにも悪者にされていて、政治とは無縁のように見える新人も多く居るなかで、「政務活動費の廃止」を訴える立候補予定者も居るようです。ですが私は、政務活動費はむしろ必要だと思っています。
     私は何人かの地方議員と活動を共にしたことがあります。そのなかで2人程の議員活動を見ると、政務活動費はあって当然だと思うのです。まず八尾町が富山市に合併する前、最終処分場問題で孤軍奮闘していた議員は、その否を唱える為に随分高価で難解な資料を取り寄せて、勉強しておられました。そして他の最終処分場を視察したうえで、富山地区広域圏におけるゴミ処分の在り方を深く考えてきました。私もその視察に同行させて頂いたのですが、八尾町には政務活動費がありませんでしたので、これらに掛かった経費は全て議員報酬のなかから出しておられたことになります。
     富山市と合併してからは、この処分場問題は1人の女性議員に引き継がれました。合併前から八尾町の議会に傍聴に足を運んで貰い、富山市の議員でありながら八尾の問題とせず、富山地区広域圏の問題としてずっと取り組んで頂いた方です。その方とも視察に同行したりシンポジウムを開催したりしたのですが、この女性議員は「政務活動費が出るからそれが使える」と言って、議員活動を十分に行う為の経費を、堂々と支払って頂いたケースです。
     八尾町のケースですと、真面目な議員は報酬のなかから経費を支払うのに対して、調査能力がなかったり勉強しない議員は、報酬を丸取りできる訳ですから、議員活動をつぶさに見ている者からしてみれば、実に不公平感が拭えないものになります。これに対して富山市のケースは、真面目な議員にとっては実にありがたいのですが、一方で政務活動費を使う能力のない議員にとっては、どうしても不正の温床になる訳です。
     ですから私は適正に使われることが条件であれば、政務活動費は大いに支払うべきだと思います。どうしも議員が貰い過ぎだと言われるなら、報酬の方を引き下げるべきです。議員活動に必要な経費は政務活動費で支払われるのですから、健全な議員活動をする範囲で生活していけるよう、報酬を適正にすれば済むことなのです。間違っても政務活動費を切り捨てることはしてはいけないと思います。
     ただこの適正使用をどのようにするのか、ここが難しいです。もしこれを制度的のみで縛ろうとすると、どこまで適正でどこまで不適正なのか、判断がつかなくなるからです。要は市民に政務活動費を適正に使われているかどうかを、問えばいいのではないでしょうか。議員一人ひとりが政務活動費を何に使ったのかを、オープンにしていけばいいのです。領収書の発行元までオープンにする必要はないでしょうが、使い道はオープンにするのです。
     そうすれば例え不正使用がなかったにせよ、議員によっては茶菓子代に偏っていたり、議員によっては旅費に偏っていたり、ある議員はきっちり資料を取り寄せていたり、議員活動をしっかりやっているかどうかが、明るみにできるようになると思います。
     勿論こういうのがオープンになっていくと、能力のない議員はきっと困ると思います。でもこのようなことができるかどうかは、やはり市民にかかっていることは言うまでもありません。ですからこうしたことからも、市民はしっかりとした議員を選ぶ努力をすることが、大切なのではないでしょうか。

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