<< 切実に、美しさと真実を求めながら | main | 久しぶりにアクセス・ランキングでも見てみましょうか >>

世界標準とやらで戦えるのか(全日本女子バレー):メダルの鍵を握る選手はズバリ鍋谷友理枝

0

    JUGEMテーマ:女子バレー



     先日全日本で考えられる最終案を次のように提示いたしました。

    長岡 荒木 石井
    古賀 木村 宮下
     しかし古賀紗理那はリオディジャネイロ五輪12人のメンバに選ばれませんでした。ですからこの案はもうないもの、というふうにそこで思考を打ち切られてしまうと困りますので、12名からの最終案を提示しておきたいと思います。

    長岡 荒木 石井
    鍋谷 木村 宮下

     古賀が出場しないとなると、代わりに入れるPH(パスヒッタ)は鍋谷友理枝しか残っていません。ところがここに鍋谷を実際に入れてみると、とてつもなく戦術が広がることに気付きました。
     鍋谷はPHながらMBもできます。ですからサーヴレシーヴとセンター・ブロックの両方できる選手として使えます。木村沙織は右小指の状態が思わしくないようですから、そのような状態で最も負担の大きいブロックはさせられません。ですから荒木絵里香が後衛の時は、鍋谷がセンターをやればいいです。しかしながら鍋谷をそのまま荒木の対角に入れてしまうと、木村との位置関係がおかしくなってしまいます。ですから何らかの工夫をしなくてはいけません。
    結論としてどうするかですが、木村を荒木の対角そのままにしておいて、鍋谷が石井の対角に入ればいいということになります。つまり鍋谷はS5とS4の2ローテだけセンターをやるのです。
     そしたらS3ではいった誰がセンターをやるの、ということになります。

    石井 宮下 木村
    佐藤 長岡 鍋谷

     もしそれぞれの選手をポジション名でしか見ていない人ですと、何も気づかないと思います。ですがもし「選手の能力をフルに活かそう」ということを普段から考える人でしたら、ここで妙案が浮かぶと思います。
     そうです。ここはセンターは宮下遥がブロックをするケースですね。セッターは鍋谷にやって貰えばいいのです。ただしレセプション・アタック(相手のサーヴを受けてから攻撃までの一連の流れ)は宮下がセッターでいいです。速い攻撃は石井と木村でプログラムを組めばいいのですから。でもセンター・ブロックで誰が適任なのかとなると、ブロック力だけで考えから宮下になります。でも2014年の世界バレーにおいてはセンターでブロックしながらのセッターは実際に大変でした。ですから2015年からそれをやめてしまったのですが、今年違うことは鍋谷が居る、ということです。鍋谷はセッターもできますから、宮下にセンター・ブロックをやって貰っても、対応できるのではないでしょうか。もっとも相手のライトからクロスに打たれると、宮下は左でブロック、鍋谷がレシーヴということになって、そしたら誰がトスを上げるのだ、という話にはなるのですが、細かいことを言っていてはきりがありません。こういうのを問題にするということは、セッターがレシーヴした際に誰がトスを上げるのか、ということを問題にするのと一緒ですから。
     鍋谷はサーヴレシーヴをするは、センター・ブロックをするは、セッターをやるはで忙しいことです。でも、こういうことは私の考えでは大歓迎です。なぜなら鍋谷は後衛で2ローテ休むからです。私は後衛でお休みになるのは役に立たないから、という考えをいつまでもしていてはWSとMBの格差は永久に埋まらない、ということを申し上げてきました。大事なのはコート上に居る際に負担の大きい選手程、後衛でリベロに入って休ませたい、ということを言いたかったのであり、そういう意味において鍋谷をこのように使うというのは、実に合理的なことだと私は思うのです。
     五輪代表から将来のスターである古賀が外れた際、「いったい誰に負けたのか」などと疑問を投げかけた人が多かったです。「古賀を外してまでレシーヴァを入れる必要があったのか」ということも聞かれましたが、私はこれに関してはレシーヴァを入れたいと思っています。それ以上に多く聞かれたのはPH同士の比較ということで、「どうして古賀ではなくて鍋谷なのか」というものだったと思います。
     私がここで古賀では鍋谷である理由として述べたいのは、「鍋谷は単なるPHではないから」ということです。ただ単にPHとしてしか見ないのであれば、鍋谷が古賀よりも優れていると、自信をもって言えないと思います。しかし「鍋谷をフルに活用した新戦術でメダルを取る」というのであれば、大いに合点するところですし、真鍋監督にはどうして鍋谷を選んだのかが、はっきりと分かるバレーを、是非やって欲しいと思います。
     という訳で全日本女子がメダルを取るうえでポイントになることは何か、ということですが、それは鍋谷を使いこなすことではないかと私は思うのです。それができない限りベスト8止まりが現実的なところではないでしょうか。

    他の日記ブログ

    スポンサーサイト

    0
      • 2017.07.13 Thursday
      • -
      • 17:12
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      コメント
      コメントする









      この記事のトラックバックURL
      トラックバック
      calendar
            1
      2345678
      9101112131415
      16171819202122
      23242526272829
      3031     
      << July 2017 >>
      PR
      ランキング
      音楽ブログランキング にほんブログ村 クラシックブログ 合唱・コーラスへ くる天 人気ブログランキング(環境問題) ブログランキング(政治問題) (バレー) (日記)
      ブログ更新状況
      ・−−−−−−−−−−−・ | List Me! by BlogPeople | ・−−−−−−−−−−−・
      他のブログ
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      • 東北楽天ゴールデン・イーグルスの人的補償を考える
        trefoglinefan (05/27)
      • 東北楽天ゴールデン・イーグルスの人的補償を考える
        オニヒトデ (05/23)
      • 世界標準とやらで戦えるのか(全日本女子バレー):全世界的なサーヴの向上が全日本を直撃
        trefoglinefan (05/12)
      • 世界標準とやらで戦えるのか(全日本女子バレー):全世界的なサーヴの向上が全日本を直撃
        maki (05/12)
      • 世界標準とやらで戦えるのか(全日本女子バレー):WSとMBの負担格差を無くさないことには何も始まらない
        trefoglinefan (05/10)
      • 世界標準とやらで戦えるのか(全日本女子バレー):WSとMBの負担格差を無くさないことには何も始まらない
        Maki (05/09)
      • 世界標準とやらで戦えるのか(全日本女子バレー):WSとMBの負担格差を無くさないことには何も始まらない
        trefoglinefan (05/09)
      • 世界標準とやらで戦えるのか(全日本女子バレー):WSとMBの負担格差を無くさないことには何も始まらない
        Maki (05/09)
      • ワールドカップ男子バレー:チーム・アルゼンチン
        trefoglinefan (09/21)
      • ワールドカップ男子バレー:チーム・アルゼンチン
        なおき (09/21)
      recent trackback
      recommend
      北村季晴:おとぎ歌劇「ドンブラコ」(全曲)
      北村季晴:おとぎ歌劇「ドンブラコ」(全曲) (JUGEMレビュー »)
      北村季晴,宇野功芳,アンサンブル・フィオレッティ,佐藤和子,高柳未来
       リズムやメロディがいかにも単純で、一聴稚拙な作品かと思ったが、二度三度と聴いていくうちに、ニュアンスの豊かさを発見して次第に魅せられていきます。基本のリズムで全曲を統一しながら、間に登場する日本古謡が実に効果的に使われて、ジンワリと心に来るところがあるのです。そういう意味で、実に微笑ましい作品と言えるでしょう。
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM