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世界標準とやらで戦えるのか(全日本女子バレー):益々開く世界トップとの差

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    JUGEMテーマ:女子バレー


     2012年のロンドン五輪で女子バレーが銅メダルを獲得しました。その際日本のバレーも復活かという印象を受けましたが、一方で準決勝で負けたブラジルとは大差を感じたのは事実です。それだけでなく予選で負けたロシアやイタリアに対しても、まるきり勝てる要素が見当たらないくらいでした。ですからこの時の準優勝は、組み合わせに恵まれたと言っても過言ではないと思っています。
     その時うすうす感じたのは、世界標準の戦術そのものが日本に合わないと思いました。ただ漠然としたものではありますが、どう考えても日本が不利な状況しか描けないのです。ですからロンドン五輪以降、「世界標準とやら」とまで揶揄して、ずっと日本らしいバレーとはどんなものかを考えるようになりました。
     そう思っているところで、2013年の秋にワールド・グランプリ・チャンピオンズ・カップで新戦術MB1が登場した際、私は大いに期待したものです。実際に私もWS4人というものを考えていましたから。ただ一人になったMBに対して対角を誰にするかで、私はセッターで考えたの対して、真鍋監督はWSで考えた違いはありました。それで新戦術が機能して一定の成果を収めましたました。そして次の年にHybrid6でより進化させた形で提示されたとき、かなり画期的な戦術だと思いました。実際「ピーキングに失敗した」らしく、ワールド・グランプリではブラジルに次いで2位という成果を収めたのですが、メインの世界バレーで発揮では力が発揮できずに7位に終わりました。でも私はここまで、新戦術は課題があったとは言えそこそこの成果と手応えを感じ取りましたし、五輪の本番まで順次仕上げていけばそれで良いと思っていました。
     それで今度どんなバレーを見せてくれるのか期待していたところ、2015年はフォーメーションを世界標準に戻してしまったのです。もっともそのなかで、レフトの選手がセンターに切り込んだりしていましたが、これは別に新しいものでも何でもなく、バックアタックを打つ能力が日本にはないから、代わりにレフトの選手がセンターの上から打ちに行ったに過ぎないと言えなくもないです。そもそもこうした動きは日本においても2010〜12年の第3のMB型バレーに見られたものでした。結果的にワールド・カップで5位でしたが、出場チーム数が12と考えると、惨敗と言ってもいいと思います。ブラジルやイタリアが出ていないなかでこの様なのですから。世界ランキングで6位なのですから、贔屓で見たとしても順位相応の成績と言わざるを得ません。上位チームと益々差が開く一方のように思えた年でした。
     そして今年は五輪イア。どうなるかですが、正直世界標準のままでは私には展望が描けません。五輪予選を前に中国に遠征して強化試合をしたようですが、どの試合も完敗に近く、何より勝利をあげたロンドン五輪以降、中国に対して完全に立場的に逆転されただけでなく、力の差がどんどん開く一方のように見えます。このようななかで14日から最終予選が行われます。五輪出場が決まっている中国不在のなかでの予選敗退は、滅多なことでは考えられないのですが、確実と言える状況とも言えません。また本戦に進んでも、かなり厳しい状況ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

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