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東京ヤクルト・スワローズ2015:二軍から見た鵜久森淳志獲得の意味

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     ヤクルト・スワローズが、ドラフトに続いて他球団で戦力外になった外野手を2人補強しました。一人は坂口智隆でオリックスでは主力を務めるも、怪我により出番がなくなっていました。そして年俸の大幅ダウンを受けたことで自由契約を申し出て、移籍先を探していたところ真っ先にヤクルトが手を上げました。外野手が手薄なヤクルトとしては、当然に主力選手としての活躍を期待しての獲得になります。
     もう一人は鵜久森淳志で、こちらは日本ハムが右の大砲として獲得したものの、プロ入りしてからは伸び悩み、結局は世に出ることなく戦力外通告を受けました。一般的な見方としてはせいぜいで右の代打要員だろう、といった感じです。確かに今度のシーズンからは29歳であることを考えれば大きな成長が見込まれる訳でもなく、その程度の期待しかないのかも知れません。でも私は違う見方をしています。
     それはヤクルトの二軍の状況にあります。来年考えられるヤクルトの二軍の野手のポジションは概ね以下のように考えられます。

    (捕)西田明央 山川晃司
    (一)
    (二)奥村展征
    (三)廣岡大志
    (遊)渡邉大樹
    (外)原泉 山崎晃太郎 川上竜平

     ここに挙げたのはあくまで二軍での育成期間がまだ必要だろう、というつもりで記載しただけで、何も一軍レヴェルではない選手の羅列という訳ではありません。あくまで将来的に期待できる若手ということであって、まだまだ発展途上という意味で取り上げただけです。勿論これらの選手が来年一軍レヴェルになれば、言うことなしです。そしてここに上げなかった選手以外に、谷内亮太や西浦直亨などの選手が当然に入ってはきますが、そうした選手は二軍に置いたところで大きな伸びしろがある訳でなく、早く一軍に定着してもらわないと困る選手達です。
     こうして見たところ、ファーストのポジションが空いております。ここには武内晋一や松井淳といった選手をこれまで二軍で使ってきましたが、決して育成の為に使っているとは言えません。一軍レヴェルにならないからいつまででも二軍でポジョンが空いているから使うだけのことであることは容易に察することができます。
     そこで私が考えるに、1年間鵜久森をここで使って、打撃と守備の両方を鍛え直したらどうだろうか、ということです。武内や松井をここに置いても、将来的に大きく役立つとは思えません。ですが鵜久森なら1年間使ってみてもいいのではないでしょうか。勿論使いものになればシーズン中に一軍にあげていいことは言うまでもありません。鵜久森は日本ハムで成長できませんでしたが、これは指導法云々ではなく、日本ハムは若い野手が次々と入団してきた為に、そうした選手も二軍で使われるようになり、自身は次第に二軍ですら出番がなくなってきたことも原因かと思います。ですから二軍のポジションが空いているヤクルトは、再生に向けて絶好の場であるような気がいたします。雄平とて野手にコンヴァートして活躍できたのは29歳。鵜久森にもまだ再生の機会が残されているでしょう。
     こうして改めて見ると昨年のドラフト後、このリストに上がっていた選手は西田と新人の原泉、山川だけだったということになります。あとは伸びしろに期待できない一軍のなり損ないの選手ばかりで、構成されていたことです。ところがFA補償で奥村が入ることでチームの将来性に目が向けられるようになり、更に今年のドラフトで廣岡と渡邉が加わったことで、ようやく未来ある二軍を構成することができるようになりました。一塁手までは今年のドラフトで手が廻らなかったのでしょうが、ここに鵜久森を入れて再生に努めることができるようになれば、実に将来に楽しみな二軍の陣容が整うと思います。
     因みに今年の5月時点での二軍の状況のようなことがあってはいけません。ああいうのを育成放棄だと私は言いたいのです。ファンは二軍になかなか目が行くことがないでしょうが、こうしたところにもしっかりと目を向け、行き当たりばったりな即戦力掻き集めに対しては異を唱え、現状の多少の不満を解消できなくても、将来に向けて永続的に強いチームを作ろうとする姿勢に対しては、大いに評価していきたいと思います。

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