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阪神タイガース2015のドラフト:まるきり視点のずれた12球団中ワーストのドラフトと言わざるを得ない

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    JUGEMテーマ:阪神タイガース


     阪神は高山の逆転指名に涌きました。果たして今年のドラフトは成功だったと言えるのでしょうか。

    1位:高山俊 外野手/明大
    2位:坂本誠志郎 捕手/明大
    3位:竹安大知 投手/熊本Gラークス
    4位:望月淳志 投手/横浜創学館高
    5位:青柳晃洋 投手/帝京大
    6位:板山祐太郎 外野手/亜大
    (投手)
    ・福原忍 39 右
    ・安藤優也 38 右
    ・能見篤史 36 左
    ☆R.メッセンジャー 34 右
    ・藤川球児 35 右
    ・筒井和也 34 左
    ・高宮和也 34 左
    ・高橋聡文 32 左
    ・岩田稔 32 左
    ・小嶋達也 30 左
    ・桑原謙太郎 30 右
    ・榎田大樹 29 左
    ・鶴直人 28 右
    ・二神一人 28 右
    ・山本翔也 27 左
    ・伊藤和雄 26 右
    ・石崎剛 25 右
    ・金田和之 25 右
    □田面巧二郎 25 右
    ・秋山拓巳 24 右
    ・岩崎優 24左
    ・岩貞祐太 24 左
    □佐村トラヴィス 23 右
    ・岩本輝 23 右
    ・横山雄哉 23 左
    ・島本浩也 23 左
    ・歳内宏明 22 右
    ・守屋功輝 22 右
    ◎青柳晃洋 22 右
    ・松田遼馬 22 右
    ・藤浪晋太郎 21 右
    ◎竹安大知 21 右
    ◎望月淳志 18 右

    (捕手)
    ・鶴岡一成 38 右
    ・岡崎太一 32 右
    ・清水誉 31右
    ・小宮山慎二 30 右
    ・小豆畑眞也 27 右
    ・梅野隆太郎 24 右
    □原口文人 24 右
    ◎坂本誠志郎 22 右

    (内野手)
    ・鳥谷敬 34 左
    ・新井良太 32 右
    ・西岡剛 31 両
    ☆M.ゴメス 31 右
    ☆M.ヘイグ 30 右
    ・坂克彦 30 左
    ・上本博紀 29 右
    ・今成亮太 28 左
    ・荒木郁也 27 左
    ・森越祐人 27 右
    ・陽川尚将 24 右
    ・西田直斗 22 左
    ・北條史也 21 右
    ・植田海 19 右

    (外野手)
    ・福留孝介 38 左
    ・狩野恵輔 33 右
    ・柴田講平 29 左
    ・藤川俊介 28 右
    ・前田大和 28 右
    ☆N.ペレス 28 左
    ・伊藤隼太 26 左
    ・緒方凌介 25 左
    □一二三慎太 23 右
    ・江越大賀 23 右
    ・中谷将大 23 右
    ◎高山俊 22 左
    ◎板山祐太郎 22 左
    ・横田慎太郎 20 左

     レギュラーだけを見るとマートンが退団確実なことや、福留に年齢的な厳しさがあることから、外野手に目が向いたのは当然と言えます。しかしながら、今のレギュラーの次の世代として、最も心配なのは明らかに内野手の方ではないでしょうか。外野手は伊藤が伸び悩んでいるとは言え、江越や横田が次の世代としてまだ成長する余地がありますし、外野というのはいざという時に内野手の選手をコンヴァートできるところでもあるのです。ところが内野手の方は、鳥谷の後継者となり得る選手が今の状況では皆無と言っていいくらいです。
     こうした背景があるなかで、1位を高山に向かったこと自体は、決して間違いではないとは思います。高山はおそらく5年に1人出るか出ないかの逸材なのであり、そうした選手は他の補強ポイントに目をつぶってでも、取りに行く価値はあるからです。問題なのは高山を取った場合の2位以降の戦略を、しっかり立てたとは思えないことです。もう無茶苦茶としか言いようがありません。視点が余りにもずれているからです。
     まず投手の方ですが、先発として計算できる選手の指名をしていません。阪神が年間でローテを守った投手の顔ぶれを見ると、藤浪以外は能見や岩田にメッセンジャーなどヴェテランばかりです。そうしたなかで、将来的に先発投手に対して不安にならない方がおかしいのではないでしょうか。
     それ以上に心配なのが内野手で、レギュラーだけでなく控えの選手も、何歳なのかよく見て頂きたいです。これらの選手が居なくなった場合のことを考えると末恐ろしいのですが、そうした状況で内野手を1人も指名しないとは、いったいどういうことなのだろうか。
     捕手は補強ポイントに違いないですが、2位で指名する理由はどこにもありません。他の球団が3位から4位で捕手を指名しているのを見ると、どうしてここで慌てなくてはいけなかったのでしょうか。坂本は今年の捕手候補のなかで、図抜けた存在であったとでも言いたいのでしょうか。
     そして6位で懲りもせずまた外野手を指名。今年優勝したソフトバンクとヤクルトが、6位の最後で川瀬晃、渡邉大樹といった将来有望な高卒遊撃手を分け合いました。つまりここでどちらかを先取りできたのに、7位でどちらかは残っているとでも思ったのでしょうか。むしろ板山の方が7位でも十分に残っていたでしょうし、高山を1位指名した以上、最悪板山は取れなくても良かったのではないでしょうか。
     以上から、私は阪神は抽選で高山を見事引き当てたにも関わらず、全体的に本当に上手くいったドラフトにはとても思えません。私は決して阪神ファンではありませんが、これ程策無きことを感じる点においては、即戦力投手ばかりかき集めて極端な野手不足に陥った昨年のヤクルトのドラフトにも匹敵すると言えるでしょう。
     勿論、ドラフトの成否が分かるのは数年後です。しかしながら戦略的な観点からいけば、全く的外れなことをやっていることだけは確かではないでしょうか。上記名簿がそれを物語っていると思います。因みに私でしたら、1位は平沢大河しか考えられませんね。これこそ阪神の野手陣を将来に渡って安泰にさせるべく逸材だったと思います。同じ高卒遊撃手の北條や植田は右打ちですし、左打ちを1人加えても良いでしょう。
     オフでの補強においては年間戦ったなかで、弱点であった部分をドラフトで指名するのは当然です。しかしながらその解消法はドラフトだけではありません。自軍の戦力を省みて、その年の戦力が今年よりも成長できるかどうかを見極める重要なのであって、そのうえで足りない部分をドラフトなどで補わなくてはいけません。それで失敗したのが今年のオリックスで、大型補強をしたにも関わらず、昨年優勝争いをした戦力をそのままに考えていたところ、昨年までの主力が軒並み劣化してしまったのが低迷の原因でした。「怪我に泣かされた」などと言われますが、その怪我にしたって「劣化のうち」であることを認識しなくてはいけません。
     阪神の場合確かに、マートンや福留の件もあって外野手が心配かも知れません。しかしながらチーム全体の顔ぶれを見た際に各部門ごとで成長が見込めるかそれとも劣化していくのか、それを考えた場合、本当に心配であったのは外野手だったのでしょうか。そのことを真剣に考えてチームづくりに取り組まないと、今年のオリックスのようになってしまうと思います。

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