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東京ヤクルト・スワローズ2015のドラフト:如何に素晴らしかったかはこれを見れば一目瞭然

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     今年のヤクルトのドラフト戦略がいかに素晴らしかったのかを考えるうえで、現存戦力に指名選手を当てはめてみたいと思います。戦力外になった選手や移籍が確実な選手は私の主観で除外いたしました。なお年齢は2016年の4月1日時点で記載することにいたしました。

    1位:原樹理 投手/東洋大
    2位:廣岡大志 内野手/智弁学園高
    3位:高橋奎二 投手/龍谷大平安高
    4位:日隈ジュリアス 投手/高知中央高
    5位:山崎晃太郎 外野手/日大
    6位:渡邉大樹 内野手/専大松戸高
    (投手)
    ・石川雅規 36 左
    ・新垣渚 35 右
    ・館山昌平 35 右
    ・松岡健一 33 右
    ☆K.デイビーズ 33 右
    ☆J.ルーキ 32 右
    ☆L.ペレス 左 31
    ☆L.オンドルセク 右 31
    ・中澤雅人 31 左
    ・山本哲哉 30 右
    ・山中浩史 30 右
    ・成瀬善久 30 左
    ・久古健太郎 29 左
    ・古野正人 29 右
    ・寺田哲也 28 右
    ・村中恭兵 28 左
    ・石山泰稚 27 右
    ・中元勇作 27 左
    ・秋吉亮 26 右
    ・木谷良平 26 右
    ・徳山武陽 26 右
    □佐藤由規 26 右
    ・小川泰弘 25 右
    ・八木亮祐 25 左
    ・竹下真吾 25 左
    ・土肥寛昌 25 右
    ・岩橋慶侍 24 左
    □平井諒 24 右
    ・杉浦稔大 24 右
    □中島彰吾 23 右
    ・風張蓮 23 右
    ◎原樹里 22 右
    ・田川堅吾 21 右
    ・児山祐斗 20 左
    ◎高橋奎二 18 左
    ◎日隈ジュリアス 18 左

    (捕手)
    ・田中雅彦 34 右
    ・井野卓 31 右
    ・星野雄大 27 右
    ・藤井亮太 27 左
    ・中村悠平 25 右
    ・西田明央 23 右
    ・山川晃司 19 右

    (内野手)
    ・田中浩康 33 右
    ・畠山和洋 33 右
    ・武内晋一 32 左
    ・三輪正義 32 左
    ・大引啓次 31 右
    ・今浪隆博 31 左
    ・森岡良介 31 左
    ・荒木貴裕 28 右
    ・川端慎吾 28 左
    ・谷内亮太 25 右
    ・西浦直亨 24 右
    ・山田哲人 23 右
    ・奥村展征 20 左
    ◎廣岡大志 18 右
    ◎渡邉大樹 18 右

    (外野手)
    ・飯原誉士 32 右
    ・高井雄平 31 左
    ・坂口智隆 31 左
    ☆W.バレンティン 31 右
    ・鵜久森淳志 29 右
    ・比屋根渉 28 右
    ・松井淳 28 左
    ・上田剛 25 左
    ・原泉 23 右
    ・川上竜平 22 右
    ◎山崎晃太郎 22 左

     以上の通りです。まず投手ですが先発を担う選手として、制球力抜群で即戦力として最も近いと言われる原樹理を指名できました。更に左投手が不足するなかで、将来性ある高卒で2人も取れたのがとてつもなく大きかったと言えるでしょう。
     捕手は中村、西田と居ながら昨年山川を取りましたので当面大丈夫でしょう。昨年のオフに奥村をFAの人的補償で獲得したように、一見最も充実しているように見える内野手が、実は大きな穴になっていることを述べてきましたが、ここで粗削りながらスケールの大きな2人を獲得できたことも、実に大きいと言えます。一軍の内野手は12球団でもトップ・クラスの力がありますので、奥村を含めた高卒3人を育てる期間は、十分にあると言えるでしょう。昨年のドラフト終了時には山田が最も内野手で若く、次につながる選手が皆無だったことを考えれば、今の状況はまるで夢のようだと言えるでしょう。
     外野手の層は一見薄く見えますが、ヤクルトは内野手の実力者がひしめいており、そのなかからのコンヴァート組みも含めれば十分にやっていける状況です。外野手が内野を守ることは余程のことがない限りできないものですが、内野手が外野手をこなすことは、問題がありません。守備の負担が減りますので、外野にコンヴァートした途端に打てるようになることも少なくありません。今年の荒木は正にそのような状態だったと言え、コンヴァート1年目にしてみれば、良い働きができたと思います。
     ヤクルトは今年、本職の上田や比屋根にも著しい成長が見られ、荒木も外野手として戦力になる見通しがついてきました。こうしたところに高山俊のような選手が鳴り物入りで入ることは、決して良い状況だとは思えず、何より危急の課題だった二軍内野手の整備が、遅れてしまうリスクもありました。もし高山を1位で指名するようなことがあれば、廣岡と渡邉の2人のうちどちらかは、指名できなかった可能性が大ですし、マイナス面の方が遥かに大きかったとさえ私には思えるくらいです。外野手の補強の優先度は後回しにすべきで、投手や内野手が心許ないなかで、外野手に力のある選手を揃えたところで、決してロクなチームにならないのではないでしょうか。廣岡と渡邉が加わったことで、原泉や川上は二軍では外野手としての研鑽に集中できる訳で、こうしたことも決して馬鹿にならないです。ですから私が「高山が外れて良かった」と言い続けているのには、こうした理由があるのです。内野手の方がいかに深刻な状況であったかを、再認識するところでしょう。
     そうしたなかで外野手の指名は山崎でしたが、今のヤクルトの外野手が競う選手として、むしろ好都合です。外野手全員がともに研鑽に励める訳で、そうすることで外野手全体の底上げに向かうことになるでしょう。高山が加わると控え争いになってしまいますが、山崎でしたらレギュラー争いができるからで、レギュラー争いとベンチ入り争いでは、当然に研鑽のモチヴェーションが違ってきます。
     気になるのは野手として左打ちが不足するなかで、高卒2人が右打ちになってしまったことです。ですが今年の高卒野手に関しては左打ちとして目欲しい人材は平沢大河くらいしか居なかったことで、そこは致し方なかったと言えます。他にも勝俣翔貴や平沼翔太といった左打ちの選手は居ましたが、この2人を差し置いてでも指名したいスケールの大きさが、廣岡にはあったと思います。3年の時に甲子園に出ていないだけで2位候補に甘んじただけという見方もあり、本当に良い指名ができたと言えるでしょう。
     左打ちの野手に関しては昨オフに奥村を獲得できたのですし、来年以降の課題として申し送りすればいいことです。ある意味昨オフに奥村を獲得していたからこそ、左右に関係なく今年の2人の高卒を素材本位で選ぶことができたとも言え、奥村効果が今ドラフトでも最大限活かすことができたと言っても、過言ではありません。

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