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東京ヤクルト・スワローズ2015のドラフト:最大の補強ポイントは高卒の一三塁型内野手

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     先の記事でヤクルトは関東一高のオコエ瑠偉こそ1位指名に相応しいと述べましたが、それは外野手に限ってのことです。ただ内外野の野手全体を見渡した場合はそうとも言えません。もしオコエが左打ちの選手だったならば、1位指名に最有力候補と言えたと思います。それはヤクルトは左打ちの選手が将来的に不足しているからです。ですがオコエは右打ちですので、躊躇してしまうところがあり、左打ちの高山俊の評価が高いのはこのような理由もある訳です。因みに私は1位でオコエではなく内野手でありながら左打ちである仙台育英の平沢大河を取っても良いと思うくらいです。
     もし最大の補強ポイントが外野手であるならば、どちらの外野手にするのか考えていいのですが、二軍も含めて考えるとそうとも言えないでしょう。これまでずっと述べているように、ヤクルトは二軍が断トツに弱く楽しみな選手も皆無、これを正さない限り永続的に強いチームにはなりません。今年優勝を味わうことができたのですから、そうした余韻があるうちに連破など狙わずに、将来的な再建に向かって欲しいと私はファンとして思うのです。
     そこでヤクルトに必要なのはまず先発投手で、それと変わらないくらいに必要なのは畠山や川端の後継者とも言うべき一三塁の内野手です。外野手の原泉や川上竜平が二軍で内野を守らなくてはいけないことを考えると、内野手の方が必要なのではないでしょうか。私が平沢もありと言ったのは、そうした理由があります。
     でも一三塁の内野手という点に絞れば、東海大菅生の勝俣翔貴や初芝橋本の黒瀬建太といったところが有力で、これらの選手は2位程度であろうと思います。勝俣は右投げ左打ちの投手ですが、打力は申し分ないでしょう。実績としても甲子園やU−18で実証済みで確実性がありますから、左打ちが不足しているヤクルトにはもって来いの選手です。黒瀬は捕手ですが、プロでは一三塁を守りそうです。高校通算97本の本塁打を放った右打ちの大砲で、動画を見た限りでは西武の中村剛也にそっくり、力みのない軽いスィングで遠くに打球を飛ばせる、実にスケールの大きな選手で、私個人としては黒瀬の方が畠山の後継者として相応しいと思っています。もしこのどちらかが2位で指名できれば、1位は先発投手に向かうことができます。
     他に欲しい選手として私は大分商業の川瀬晃をあげたいです。平沢を除けば唯一の左打ち二遊間とも言える選手であることが大きな理由ですが、同校の上位指名候補でありながらプロ志望を出さなかった森下暢任とエース争いをしながら敗れ、野手を目指し1番ショートとして活躍し、キャプテンとしてチームを引っ張った選手で、俊足堅守であることは勿論のこと、打撃のスタイルとしては打ち分けの上手いタイプだということです。投手を志した野手は総じて身体能力が高く、将来が本当に楽しみな選手ではないでしょうか。ヤクルトの場合二軍の二遊間は主に谷内亮太や西浦直亨といった選手が務めますが、大卒のこの2人はそろそろ一軍に上がらなくてはいけない時期に来ています。こうした2人を押し上げる意味でも、川瀬は是非欲しい選手です。川瀬は今のところ無印のようですが、森下を目的に視察したヤクルトのスタッフの目に留まっていないか、私は期待しているのですが。他に中下位で取れそうな遊撃手としては、専大松戸の渡邉大樹といったところがあげられ、ヤクルトはこちらの選手の方をマークしているようです。私は左打ちの川瀬が川端の後継者になり得ると思っているのですが、渡邉の方がスケールが大きいことは確かです。
     外野手は内野手に比べれば優先順位が低いものの、川上が育っていない現状を考えれば、誰か1人は取っておきたいところです。俊足左打ちである松商学園の船崎星矢はいかがでしょうか。大阪偕星の姫野優也や大阪桐蔭の青柳昴樹あたりも含め下位で残っている選手が居れば、是非指名して欲しいですね。
     という訳で私が考えたリストは以下の通りです。投手は高校生の左投手が豊作ですので、そのあたりを中心に致しました。

    1.多和田真三郎、高橋純平、小笠原慎之介などの投手
    2.黒瀬建太、勝俣翔貴
    3.成田翔、高橋樹也、小澤怜史などの投手
    4.高橋圭二などの投手
    5.川瀬晃、渡邉大樹
    6.巽大介などの投手
    7.船崎星矢

     なお1位指名を抽選で外した場合、今年のヤクルトの場合は2位予定の繰り上げは大いにやっていいと思います。それは優勝したことで2位はウェイヴァ順で12番目と最も遠いからで、2位評価の選手が先取りされる可能性が大きいからです。そのような意味においては、2位評価でありながらも本当に必要な選手であれば、1位で取っても惜しくないということです。その代わり3位でも2位評価の選手を取ることで、2位評価3人取ればいいと、前向きに捉えること。それが優勝したチームのドラフト戦略でもあろうかと思います。

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