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全日本女子バレー2015:山口のプレイって見ていてとても面白いですよね

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    JUGEMテーマ:女子バレー


     今年の全日本女子バレーの方針がよく分からないです。人選を見れば明らかにHybrid6の進化を目指したメンバを選出していながら、やっているバレーはごく普通。今年の真鍋監督の抱負を聞けば、明らかに新戦術の進化だった筈だったのですが、それをどこかで断念したとしか思えません。
     そうしたなかで、最も人選に大きな雑音が聞こえるのが山口舞。初戦のアルゼンチン戦で控え出場して、大事な所で使われるのかと思ったら、事実23日のロシア戦の大事な場面で出場したものの、しっかり決められず何の為に出て来たのか、と惨々言われました。それで24日のキューバ戦では格下の相手に活躍してみたり。ですから却って印象が良くありません。格下相手にしか活躍できないのでしたら、何もヴェテランなど使う必要などなく、若手に経験を積ませればいい、そう思われても仕方ないと思います。
     ところが、私はどうして山口が選ばれたのか、ここに全日本の現状が表れていようかと思います。昨年世界バレーで敗退が決まった最終戦のドニミカ戦、若手の大野果奈を使えばいいところ何故か山口が使われたのです。普通の考え方なら若手を育成すればいい、と思うかも知れませんが、そうではなくてどうして山口をわざわざ使ったのか、そのことを昨年拙ブログで記事にいたしました。正直この試合で山口は全日本を引退していいと思ったのです。
     ところが今年また選ばれたのです。私はそりゃそうだなと思ったのですが、これは若い選手がいかにだらしないかを、意味していることにもなります。ここで山口がロシア戦で活躍できずにキューバ戦で活躍できたのはどうしてなのか、ということになりますが、キューバ戦で魅せたのは、軽いタッチによるフェイントです。勿論なかには気持ちの良い速攻もありましたが、多くは実に汚いアタックで、見方によって「偶然に決まった」「まぐれ当たり」などそういう言葉が囁かれます。でも私はこういうのはまぐれでも何でもなくて、明らかに山口の個人技であるということを強調したい訳です。
     殆どの選手は気持ちよくドンピシャのタイミングでアタックを打とうとします。誰もがそういうスパイクを打ちたいのですし、その方が強力なアタックが相手コートに突き刺さります。でも守る方もタイミングがドンピシャと合って、ブロックやレシーヴもし易いのです。そこで山口はどうしているかと言うと、相手のブロックやレシーヴをよく見て、例え自分の体勢が崩れてたとしても、最も守り難いタイミングで相手コートにボールを落とす。そういうやり方を行っているのです。
     ただそうした山口も、今年は流石に厳しいな、と思ったことがあります。それは23日のロシア戦で、これは完璧に対応されました。それは偶然なのか、ロシアが山口対策を万全にやったのかは分かりませんが、ここに山口対策の答えを見たような気がします。それは「相手にしない」ことです。ブロックに行こうとするから逆用されるのであって、6人コートにしっかり静止して、山口がアタックを打つまで動かない。これが一番の対策であるということが露バレてしまったような気がします。山口は既に強いアタックを打てなくなってしまったのでしょうか。山口特有の空中一人時間差とも言うべき独特の間は、ブロックに着かれた時に一番発揮されるのですが、ロシア戦ではブロックに付かれた訳でもないのに、空中一人時間差をやっていました。これはディフェス相手にやはりブロック同様の駆け引きを行っているのですが、動かない相手には駆け引きをしてもどうにもなりませんね。こういうのを見ると実に痛々しい限りです。
     ブロックがノーマークのなかを決められなくなると、流石に世界と戦うには限界でしょうか。しかしながらそうは分かっていても、山口の相手との駆け引きは普段のバレーではあり得ない実に見ていて面白いのは事実ですし、逆にこういうプレイこそが他の選手達に、世界と戦ううえでのお手本として、学ぶべきものがあるのではないでしょうか。真鍋監督が昨年のドミニカ戦も含め、山口を重用する理由もここにあろうかと思います。
     全日本女子は残り8試合ありますが、山口のアタックはどうして決まるのかなど是非鑑賞したいものです。特に今後全日本を目指す選手達は山口がコートに立っているうちに、どうしてあのようなへなちょこスパイクが決まるのか、是非自分のものにして欲しいところですね。

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