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集団食中毒 給食の牛乳が原因と断定 製造業者を営業停止に 6月19日 19時29分」
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富山市内の学校や保育所で1000人以上の子どもや教職員が下痢や腹痛などの症状を訴えた問題で、保健所は、給食で出された牛乳が集団食中毒につながったと断定しました。
保健所は、この牛乳の製造業者に営業禁止の処分を出すとともに、食中毒の原因になった細菌の特定を進めています。
富山市内にある学校と保育所では、17日から18日にかけて1,000人以上の子どもや教職員が下痢や腹痛などの症状を訴え、欠席や早退する子どもが相次ぎました。
富山市保健所はきょう会見を開き、富山市四方にある「内田乳業」が製造した牛乳が集団食中毒につながったと断定し、きょう付けで営業禁止の処分を出したと説明しました。
保健所によりますと体調不良を訴えた子どもたちが共通して口にしていたのは給食とおやつに出されたこの業者の牛乳以外ないということです。
また、立ち入り調査の際にタンクや配管などの洗浄が不十分なところが見つかったため洗浄と消毒を徹底するよう指導したということです。
保健所によりますと18日午後5時時点で0歳から50代までの1,212人で実際に食中毒の症状が出ているということです。
富山市保健所の鈴木富勝生活衛生課長は「今のところ原因物質は特定できていない。定期的に業者への立ち入り検査をしていたにも関わらず、食中毒の被害が出てしまったことは残念です」と話しています。
富山市保健所 鈴木富勝生活衛生課長「まだ原因物質というものが特定ができていないところでございます。現在調査をしているところでございます。また立ち入り調査を定期的に行ってはおりました。ただ今回、定期的に監視をしていたにも関わらず、このような案件(食中毒)が発生したというのは、私ども大変残念に思っているところでございます」
保健所では給食で提供された物と同じ牛乳を検査し、原因になった細菌の特定を進めています。
一方、営業禁止の処分を受けた「内田乳業」の内田喜夫社長はNHKの取材に対して、「原因について思いあたることはないが、本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいで心からおわびしたい」と話しています。
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